スウェーデンの郵便局Postnordが2018年3月から、EU外からの通販商品への課税に関して、新しいルールを導入しました。
それで、日本から家族に送ってもらった荷物はどうなるのか?という話が時々話題に上るようになりました。私もこれでちょっと困ったことがあったので(解決済)、ここに情報をシェアしたいと思います!注:情報は2018年9月現在のものです!
新しいルールの内容は、EU外から通販したものには、1クローナ目から付加価値税(いわゆる消費税)がかかり、商品の値段に応じて手数料もかかる、というもの。
手数料は2018年9月現在、商品価格が1500クローナ未満の場合75クローナ、1500クローナ以上の場合125クローナとなっています。
このルールは、主に中国からのネット販売の荷物が多すぎることへの対策で導入されたので、Kinapaket(中国からの荷物)と検索するとけっこう記事が出てきます。
*Wishという通販会社に関しては6月に提携が結ばれて別ルールになってます。
◆日本から家族や友人に送ってもらった荷物はどうなるのか?
上記のルールは通販に関するものなので、個人(私人)からの荷物は別です。(酒やタバコなど別ルールの物についてはここでは割愛させてください。)
EU外の個人からプライベートで送られてくる「贈り物」は、申告額が500クローナ以下(今のレートで約6千円)ならば税金も手数料もかかりません!
「贈り物」と見なされるには、送り主が事業主や会社などでなく個人であること、個人的な使用を目的にしていることなどの条件を満たす必要があります。
501クローナ以上になると付加価値税、1501クローナ以上になると付加価値税+関税がかかってきますので、申告額を書くときにはご注意を。
そして荷物を送ってもらうときは、税関申告書の「贈り物(GIFT)」にチェックを入れてもらうようにしましょう。
◆個人からの荷物なのに請求書が来てしまった…という場合
これ、私にも起こりました。送ってもらったのはお菓子だから安いはずなのに、230クローナ(手数料75クローナ+税)ほどの請求が。
この請求書ちょっと便利で、ネットで荷物の外見写真を確認することができます。
見てみると、贈り物というところのチェックは忘れられていて、送り主とは別の筆跡で「その他」に印がしてある…
そして値段が、日本円のマーク¥が数字の7と間違えられて、900円なのに7900円として計算されている…( ;∀;)
焦って、次の日朝一番にカスタマーセンターに電話しました。朝一だったからかすぐにつながって、期待値が低かった分順調な滑り出し(笑)
個人からの贈り物だけどGIFTへチェックするのを忘れたこと、値段を読み間違えられていることを伝えると、意外とすんなり、訂正してもらえました。
もう手数料も税金も払わなくていいので、荷物が届くのを待てばよいとのこと!
1週間経って、無事荷物が届きました。1回税金のところで引っ掛かったので時間はかかってしまいましたが、無事届いてよかった!
なので、もし間違えて請求が来てしまった場合も諦めずにぜひ連絡してみてください!
払わなくてもいいのに払ってしまった場合は、まだ未体験ですが、税関のHPを見ると返してもらえそうに思います。
ちなみに、通販の手数料については郵便局で送ってスウェーデン側の業者がPostnordのときの話です。
例えばAmazonで本を買ったときは、DHLで届いたので上記のような手数料はかかりませんでした☺
課税・手数料についてのルールは詳しくは以下のページをどうぞ!(英語版あり)