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勉強法記録(法学)その2:筆記試験対策

今回は筆記試験対策について、勉強法の本も参考にして試行錯誤しながら、私が最終的に辿り着いた勉強法をご紹介します。(もちろん理想であってなかなかその通りにはできないこともありました。)

法律以外の科目にも応用できると思うので、ご参考までに。

私の試験対策はとにかく過去問重視!過去問は数回勉強するのを目標にします。
教科書ももちろん読みますが、全部はとても読み切れないので試験期間(2週間前頃)になったら教科書の精読は諦め、事典のように使っていました。

過去問を使った勉強の流れ

◇新しい過去問(過去最低6~8回分程度)は複数回勉強する!
  • 1回目:問題を読んで、少しだけ頭の中で考えたらすぐに摸擬解答を読む。重要な点にマーカーで印を付ける。分からない点は教科書で確認する。
  • 2回目:問題を読んで、答える内容を箇条書きにする→摸擬解答を読む。見落とした論点等にマーカー。不安点の残る問題に後で見直すよう印を付ける。
  • 3回目:2回目に印を付けた問題を解き、解答を箇条書きにする。→答えを読む。間違えていたら更に印を付ける。
  • 最後はマーカーで印を付けたところを見返せばよい。

1回目にすぐに摸擬解答を読む理由は、間違った答えを覚えないようにするためです。その昔、「一度間違えて覚えると癖がついてしまうから、初めから正しく」という旨が書いてあるピアノ教育本を読んで、なるほど、と思ったのです。間違えたほうが覚える、という話も聞きます。確かに本番で間違えたものは印象に残ると思いますが、経験から、練習で間違えたものはどっちが間違いでどっちが正しかったのか、後から混乱して分からなくなる危険性があります。

時間面でも、自分でじっくり考えてから答えを見るよりも効率的です。

◇古い過去問は省略形で
  • 上記の1回目を、モレが無いよう確認する程度に。
    • 自分の受ける試験の出題者が作っている問題を優先して確認。

    (古い過去問は法律が違ったり、出題者が違ったり、似た内容が近年の過去問にあったりするため、重要度は低めです。でも心配性なのでできるだけ確認しました。)


    ◇プチ模擬試験
    • 既に一度は目を通してある過去問を選び、模擬試験。

    新しい問題を解かないのは、上記と同じ理由で間違った答えを覚えないため。模擬試験の目的はあくまで解答を書く練習です。
    本当はたくさん練習するのが理想なのですが、私の場合内容をカバーする方が重要課題だったので、模擬試験は1回のみ、又は大問1題のみくらいしかできませんでした。


    過去問に並行して

    ◇『虎の巻』作成!
    虎の巻というのは私が勝手に付けたネーミングで(笑)、重要なポイントを簡潔にまとめたものです。
    勉強法記録(法学)その2:筆記試験対策_d0074320_07271164.png
    主に過去問に出てきたポイントや、自分で重要だと思ったところを書き出していました。筆記試験の前の最終確認に使ったり、持ち込み可の試験ではチェックリスト代わりに使ったりしていました。

    途中から、伊藤真先生の本で読んだ『論証ブロック』を虎の巻に取り入れました。本番でイチから解答を考えていたら時間がかかってしまうので、よくある論点について、「こういう論点が出たらこう書こう」という論証パターンを事前に用意しておいて、時間を節約するという作戦です。本来の使い方は、論証パターンをカードにして暗記、という感じ。伊藤塾では既成の論証パターンが手に入るコースがあるみたいですが、ここにはそんなものはないので全て手作りしないといけません。過去問を参考に作りました。暗記カードの代わりに、A5のリングファイルに。

    注意しないといけないのは、持込可の試験の時。自分で作ったノートは持込可ですが、過去問は持ち込んではいけないことになっています。なので、過去問のコピーにならないように、あくまで個別の論点について自分の言葉でまとめたものを用意するようにしました。

    非ネイティブなので、スウェーデン語で試験場でよい言い回しを一から考えると、どうでもいいところに時間を取られて時間をロスしがちです。文章の組立てを少し用意しておくだけでもかなり時間の節約になりました。


    ◇ブラインドタッチ(スウェーデン語)の練習!
    電子化が進み、ルンド大法学部の筆記試験は基本的にパソコンで受験ができます。試験会場にノートPCを持って行き、テスト専用のプログラム(解答中は他の機能は使えない)で解答するのです。学生にとっても楽ですし、採点する先生も学生の乱雑な字を読まなくて済みます(笑)

    手で書くよりは断然早くて楽とはいえ、けっこう打ち間違えるもの。しかもスウェーデン語のアルファベットは日本で習得したブラインドタッチには入っていないので、解答スピードを上げるためにネットで見つけたページでブラインドタッチの練習をしました。

    私が使ってたのはこれ→Snabbskriv

    ◇セミナーの復習
    セミナーからテストに出ることが多いので、テストに平行して復習。

    ◇持込可の場合、使う資料の整理
    本番で見つからなくては意味がないので、付箋やインデックスで目印を付けるのは必須!


    上記のように色々工夫して勉強していましたが、私が唯一と言っていいほど最初から最後までちゃんと達成できていたことは、ズバリ
    睡眠時間を削らないこと!(´▽`)

    けれど試験前後には夢の中で問題を解いたりしてたので、起きてても寝てても疲れ具合は一緒だったかも⁈
    ともかく、身心の健康が第一なので睡眠は重要です!

    Commented by ナオカ at 2018-01-14 05:29 x
    勉強内容は全く違えど、試験対策の「文章の組立てを少し用意しておく」というのに共感します!

    私はスウェーデン語も英語も苦手なので(これで大学に通っているという不思議…^^;)、試験前にある程度文章を考えておかないと、いくら時間があっても足りません。持ち込みが禁止でも、一度自分で考えた文章なら思い出しやすいですもんね。

    それにしても、もみじさんはよく整理されてますね!私はあちこちメモしてはどこに書いたかわからず、よく慌てています。ブログを読んで、次はもみじさんを見習ってファイルを作ろうと思いました(笑)。
    Commented by さえ at 2018-01-22 16:35 x
    はじめまして!いつもすごいな〜と思いながら読ませていただいています!
    効率的な勉強されててすごいです!家事とかどうされてるのですか?私は一人暮らしなのに試験前に6-8回も繰り返す余裕がありません…頑張って2回くらいです…集中力が違うのですかね??
    また次の記事楽しみにしています!
    Commented by Hiroshima-Momiji at 2018-01-23 04:28
    > ナオカさん
    コメントありがとうございます♪
    ほんと、試験は時間との勝負ですよね!私のメモはけっこう適当ですよー!以前授業中にメモした内容が間違っていてそのまま覚えてしまったことがあるので、それからメモよりも聞く方を重視するようにしています(^^;)
    Commented by Hiroshima-Momiji at 2018-01-23 04:31
    > さえさん
    コメントありがとうございます!いえいえ、6-8回分というのは過去問の数のことで、繰り返すのは私も頑張って3回くらいです。出来た問題は見直さないので回を重ねるごとに確認個所は少なくなります。家事は適当ですよ~(;^ω^)夕食は大体夫と一緒に作ってます。
    by Hiroshima-Momiji | 2018-01-13 08:29 | 法律の勉強(ルンド大学) | Comments(4)

    留学時代に知り合った彼と国際結婚し、2012年夏からスウェーデンに住んでいます。スウェーデンでの生活、仕事のこと、日常生活、旅行などについて気ままに綴ります。


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