今日は、ルンド大聖堂であった聖職位授与式へ行ってきました。
留学時代からのオケの友人が牧師になる瞬間に立ち会うため!スウェーデン国教会の牧師になるには、大学で神学または宗教学の修士号を取得し、その後1年間の研修(牧師補)を受ける必要があります。彼女も、真っすぐではないけれどその長い道のりを経て、今日を迎えました。
聖職位授与式は日曜日の朝の礼拝に合わせて行われました。
私も夫も特に信仰している宗教はなく、今まで参列したことのあるスウェーデン国教会の行事といえば結婚式のみなので、礼拝・聖職位授与式はどんなものかどきどきしながら参列。新鮮な体験でした。
では礼拝・式の様子について。キリスト教について馴染みが薄いので、もしかしたらもっと正しい用語があるのかもしれませんが、その点はご了承ください。
まず、教会関係の方々が入場。
十字架を持った人、聖書を持った人、ろうそくを持った人たち、聖歌隊、これから聖職位をもらう人たち、ビショップや役職についている方々が歌いながら入場し、祭壇へ。 入退場時は写真撮影は自由ですが、礼拝・式の間は自粛。(これは結婚式でも同じでした。)
礼拝なので、讃美歌、牧師による説教、讃美歌、祈り、説教、また讃美歌…と色々な内容がありました。不慣れなので、讃美歌や祈りは周りの人になんとなく合わせてみました。
讃美歌のオルガン演奏は、トリルがいっぱいあったり、不思議なコードがあったり、意外と現代的でびっくり!
中盤、いよいよ聖職位授与式(Prästvigning)。プロテスタントでは按手礼と呼ぶみたいですが、キリスト教に馴染みがないと何のことかわかりませんよね。これから聖職位に就く人が、頭の上に手を置いてもらう儀式だそうです。
私は遠くだったのではっきりとは見えませんでしたが、ビショップが頭に手を置き、周りの聖職者が肩に手を置いて、という儀式でした。
その後もしばらく礼拝が続き、終盤にコミュニオンという、パンをワインに浸して食べると儀式がありました。キリストの体と血を象徴しています。これは手順にどぎまぎしました。
ピンぼけしていまいましたが退場の様子。
礼拝と聖職位授与式合わせて1時間45分ほどでした。始まる前を合わせたら2時間、こんなに長く教会・大聖堂にいたのは初めてかも!(ちょっと寒かった…)
今回牧師になったのはクリーム色の装いの6人!私の友人は中央の女性♪(赤い服の人はビショップ。)
おめでとうございます。
この後は別の会場で、パーティーがありました。
笑顔が素敵で、心優しい友人。留学時、心細く感じていた私を楽団の中で暖かく迎えてくれたのを思い出します。大事な船出の日を一緒に祝うことができ、とても嬉しかったです!!