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広島もみじの冒険日誌 in Sweden

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ヨーロッパ中がEurovision Song Contest(ヨーロッパで毎年恒例国対抗の音楽コンテスト)で盛り上がっていた土曜日、ルンド大のAF城は別のコンテストで盛り上がっており、私もそちらに行っていました。
その名も”En Gång Till”。Spexのソング・コンテストです。

Spex(スペックス)というのはスウェーデン(とフィンランドの一部も、らしい)の学生文化の一つで、簡単に言うと「コメディ要素満載のミュージカル」です。
ルンドにも11団体ほどSpexがあり、それぞれ年に数回公演を行います。

”En Gång Till”というのは「もう一回」という意味で、各団体がその年の公演で一番良かった曲をピックアップして歌い、賞を決めるというイベントでした。200人くらい集まったのかな?他の団体の人とも会える貴重な機会です。

私は役者でないのでゆっくり鑑賞。すごくレベルが高くて面白かったー!
ルンドのSpexが一堂に会するイベント_d0074320_4411669.jpg

コンテストの後はパーティー。食事の後会場はダンスホールになり、私も同じ友達と踊ったり、話したり。新しい知り合いもできました。


ここでSpexの活動について詳しく説明します。

Spexはミュージカル劇なのですが、役者以外にも色々な役割があるので、色々な人が活動に参加しています。団体にもよって違いますがこんな役割があります。
・役者
・オーケストラ
・舞台大道具、舞台装置
・衣装
・メイク
・音響・照明
・料理

SpexはNationにもあるし、AF(学生連合のようなもの)に所属しているのもありますが、NationのSpexは小さ目のところが多いです。

週一ある学生楽団の練習と違って、Spexは短期集中型。公演前の1~2ヶ月前に練習を開始し、週に何日も練習があります。直前は、サウンドチェックや技術面の調整もあるので夜が遅くなることも。でも、料理担当の人もいて練習の合間にみんなで夕食を食べるので、食事の心配はしなくて大丈夫なのが便利です。(料理セクションは、劇には関わらず、ホントに料理をするのが活動内容です。小さい団体は他の役割と掛け持ちの人もいます。)

私は今年度、秋にKrischansta NationのSpex、春にBoelspexにオーケストラのメンバーとして参加しました。オケで参加するには、自分の楽器の席に空きがないと難しいので、けっこう知り合いづてで入っている人が多いです。私はKrischanは自分で応募、Boelの方は友達が推薦してくれて参加することになりました。

ほとんど知り合いがいないところから始めましたが、何度も顔を出しているうちに覚えてもらえ、段々こちらも居心地がよくなってきました。Krischanは拘束時間が長めなので一回限りにしましたが、Boelspexの方は続ける予定です!
# by Hiroshima-Momiji | 2013-05-23 04:55 | ルンド大学生活2012- | Comments(0)
先週、日本人の交換留学生の子たちと、ルンド大学植物園Botaniska trädgårdに桜を見に行ってきました。
ルンドの桜@Botaniska trädgården_d0074320_6391633.jpg

5月に入ってから一気に暖かくなり、お花見に行ったこの日は最高気温が22度。スウェーデンの真夏の気温が25度くらいなので、夏並みの気候です。日向の野原は日光浴やピクニックをする人でいっぱい!何のお祭り!?という盛り上がり具合でした。タンクトップや、短パンに素足の人も多く、夏アピールがものすごい。
ルンドの桜@Botaniska trädgården_d0074320_645579.jpg

桜は少なくとも二種類はあるようです。こっちの桜の方が花びらが小さくて一般的な桜に近いかな。

チューリップ畑。
ルンドの桜@Botaniska trädgården_d0074320_6492254.jpg


植物園の中のカフェでfika。楽しかった♪

カモが泳いだりしていて、のどか。
ルンドの桜@Botaniska trädgården_d0074320_655068.jpg



こちらに来て留学生の子たちとも知りあう機会がありましたが、もう来月には留学が終わって帰っちゃうんだなーと思うと、なんだか残念です。私も5年前はそうだったんだなあ。初夏は留学を終えるのにいい時期だと思います。こんなに冬が長くて暗くても、一番よく思い出したのは帰国前の、緑が生き生きしている風景でした。
# by Hiroshima-Momiji | 2013-05-16 07:02 | 北欧観光 | Comments(2)
5月10日から12日の3日間、スウェーデンの学生楽団フェスティバルSOF(=StudentOrkesterFestivalen)に参加するため、Linköpingに行ってきました!

毎年5月のこの時期行われるこのお祭り。隔年でウプサラ(STORK)、Linköping(SOF)で場所と名前を変えながら開催されています。今回は私の入っているAlte Kamererenを含む30の学生楽団がスウェーデン全国、そしてフィンランド・ドイツからも集まりました。

留学中私が参加したのは2008年のSTORKなので、SOFは初めてです。(前回の記事はこちらSTORK2008

STORKは会場が町の色々な場所に分かれていいましたが、SOFは大学の側が一帯お祭り会場になっていて、4つのステージで同時に演奏が行われます。
SOF2013-学生楽団フェスティバル!_d0074320_4472068.jpg

他の学生楽団と交流したり、お互いパフォーマンスを見たりできる数少ない機会です。
1日目は30分ずつのステージが夜7時から9時半までの間に3回ありました。演奏で忙しくて全ての団体は見れませんでしたが、5年前のSTORKや去年の夏のÖstersjöfestivalenですごい!と思った団体の演奏もまた見ることができました。今回は、この団体は、こういうテーマなんだ、とかこういうメンバー構成なんだ、など教えてもらって面白かったです。


エリア内にはステージの他にも売店があったり、相撲ゲームのコーナー、「スピードデート」のテント、ダンスコーナーなどがあり、若者でいっぱいでした。
SOF2013-学生楽団フェスティバル!_d0074320_4493164.jpg

対戦前に手を合わせて挨拶してたけど…そんなことしないよね。外国から見る日本って合掌してお辞儀しているイメージのようです。

2日目、朝一番は町中の広場で演奏。
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真面目なオケと違って、面白いことをする学生楽団。これは定番のサックスを馬に見立てて走るパフォーマンス。

昼食の後はパレード!このパレードには楽団だけでなく、大学の他のグループも参加していました。

夜も2回演奏があり、最後の演奏は深夜1時のメインステージで。
SOF2013-学生楽団フェスティバル!_d0074320_50969.jpg

この写真は別の団体のステージですが、メインステージは客席に屋根もあって観客がいっぱい。かなりの熱気でした。


ちなみに、このフェスティバルは参加料に食事と宿泊も含まれています。が、私は今回この宿泊場所には泊まらず、別にホテルをとりました。

というのも、体育館で寝袋・マットレス持参の雑魚寝、だからです。5年前は何とか泊まったのですが、今回の場所は人が動く度にセンサーが反応して照明が点いて大変だという話を聞き、体力に自信のない私は今回は雑魚寝は無理だと判断したのです(笑)。他にも、ホテル・ホステルや友達の家に泊まって難を逃れているメンバーがいました。


こうやって色んな団体を見ると、私はAlte Kamerernが一番合ってるかも!と改めて思いました。

まずは人数が多いこと(30~40人くらい。他の大学オケは10人以下のところも多い)。
そして、演奏する曲が楽器メインの曲で私の好みに合っていること(専属の歌手がいるグループは、歌がメインで楽器は伴奏とソロがほとんどなので、ちょっと退屈そう。そして、私は生音が好きなので、エレキギターなど使わないAKはちょうどよい)。
ユニフォームも、AKのが一番好き!黒ジャケットに赤いボトムが私たちのユニフォーム。他の団体は淡色のユニフォームだったり(汚れが目立つ)、つなぎのようなユニフォームだったり(かっこよくない…)。

やっぱり自分の団体は贔屓目で見ちゃいます。
他の団体の人も、みんな自分のところが一番って思っているのかもしれませんね。


大きなイベントは終わりましたが、5月・6月は他にも演奏の予定がたくさんあります。気候も良くなり、緑がきれいな季節の演奏は気持ちがよいので、しばらく楽しみが続きます!
# by Hiroshima-Momiji | 2013-05-14 05:31 | 学生楽団 Alte Kamereren | Comments(2)

森の中での合宿

5月始めのこの土日は、Alte Kamererenの合宿へ行ってきました。
毎年5月の2週目ごろにある楽団フェスティバルに向けての練習+パーティーが目的の、毎年恒例の合宿です。5年前の留学中も同じところに来ました。

この時期になると(やっと)気候がよくなるので、外で練習。気温は18度くらいでちょうどいいけれど、日差しが強いので日焼け止め対策は重要です。
森の中での合宿_d0074320_515866.jpg

長くて暗い冬がやっと終わって、やっといい季節になったと実感します。
鳥のさえずりも聞こえて、天然のヒーリング音楽みたいで気持ち良かった!
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練習の後はレクリエーション。チームに分かれてポイントを競うゲームをしました。「哺乳類一匹と一緒に写真を取ってくる」「水をぴったり6DL取ってくる」などのタスクをこなすべく、のどかな景色の中を同じチームの人たちと歩き回りました。

ここは本当に自然の中。Lillsjödal(小さい湖の谷)という名前のコテージで、その名の通りすぐ近くには湖があります。
森の中での合宿_d0074320_518501.jpg

湖の脇にはサウナがあって、サウナと湖を行き来できるようになってます。サウナで暑くなったら湖に入って冷まして、またサウナに戻る…の繰り返し。私は真似してません(笑)サウナには夜行ってる人がたくさんいました。
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夜はパーティー!
席を決めるとき、今回は男女別に背の順に並んで一番高い男子と一番低い女子が組になる、という決め方だったのですが、なんと私、157㎝なのに一番背が低かったのです!!この子は私よりも低いだろうと思っていた子が1㎝高かったり…背が高い人が多いので、日本だと平均身長の人が相対的にちびっ子みたいに見えます。
ディナーの後男性で二番目に背が高い人とダンスをしたのですが、彼は197㎝だそうで、40㎝も身長差があると、踊りながら話すのは難しかったです。

泊りなので、夜もゆっくりいろんな人と話せてよかったです。


さて、いよいよ来週はSOF(学生楽団のフェスティバル)があります。
2泊3日の演奏旅行、楽しみです!
# by Hiroshima-Momiji | 2013-05-06 05:57 | Alte Kamereren(ルンド) | Comments(0)

コペンハーゲン桜祭り

4月27日・28日にコペンハーゲンØsterport駅の近くの港でコペンハーゲン桜祭り(Copenhagen Sakura Festival)があり、私たちも日曜日に行ってきました。

このお祭り、2008年にベーカリーの『アンデルセン』が、アンデルセン生誕200年を記念してコペンハーゲン市に200本の桜の木を寄贈したことをきっかけに始まったイベントだそうです。『アンデルセン』は広島出身の会社なので、なんだかうれしいです。

コペンハーゲン桜祭り_d0074320_20523666.jpg

まだまだ肌寒いので、桜はまだつぼみでした。コスプレをした人、浴衣や着物の人など様々です。


ステージでは忍術、合気道、阿波踊りなどの実演が。忍術ってどんなことするのかな…?
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44人の阿波踊チームは「大塚連」は、はるばる徳島から今日のために派遣されたそうです。

日本人会主催のフリーマーケットもあり、格安で文庫本を3冊買いました!新しい和書は中々手に入らないのでうれしいです。他にも日本食の屋台や生け花、茶道などがありました。アンデルセンもお店を出していて、あんパンと抹茶ロールを買いました♪

お祭り会場の近くに人魚姫の像があるということで見てきました。
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「世界三大がっかり」のひとつと聞いていたので、今までわざわざ見に来なかったのです。確かに周りにはとくに何もないし、わざわざコペンハーゲン中央駅から来ると時間がかかるので、何かの機会で近くにきたときに見れば十分かな、と思いました。


駅に向かう途中でこんな自転車置き場を発見。
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ちゃんと設置すると、雨が降ってもサドルが濡れないようなデザインになっています!実用的!
# by Hiroshima-Momiji | 2013-05-02 21:08 | 北欧編 | Comments(2)

留学時代に知り合った彼と国際結婚し、2012年夏からスウェーデンに住んでいます。スウェーデンでの生活、仕事のこと、日常生活、旅行などについて気ままに綴ります。


by Hiroshima-Momiji