9月に入り新学期が始まりました。
今学期はルンド大学設置のスウェーデン語のコースを履修しています。
大学主催のコースですが、内容は高校レベルのスウェーデン語です。一学期のみの短期集中授業で、これを終了するとSAS 1~3(旧Svenska A+B)に相当する単位がもらえます。大学や職業専門学校に行くためのスウェーデン語条件を満たすためのコースです。
大学の説明では、「このコースはKomvuxに行くと1年半位でで学ぶ内容を、3ヶ月半で終わらせる、インテンシブなコースです。一週間に
最低40時間は勉強しないといけないと肝に銘じて来るように!」と言われました。
実際Komvuxでどのくらいの長さがかかるかは、私が聞いた限りではどうも学校・人・手段によって違うようなので一概には言えませんが、通常のペースだとおそらくそのくらいの期間、という意味だと解釈しています。(友達の中にはフレックスのコースで先生に相談して、進度を早くして勉強している子もいます。)
始まって一週間ですが、なかなかいい感じです。内容がちゃんとしているし、クラスメートも入学試験を受けて入ってきているので意欲が高いように感じます。いいコースが見つかってよかった!
ここからは詳しい話になるのでスウェーデン国内でのスウェーデン語履修に興味がある人だけどうぞ!
昨年の12月にSFIを終えた後、コース選びがなかなか大変だったのです。
あくまで、私の体験ですが参考までに。
当初、大学院と並行してスウェーデン語を勉強する予定だったので、2月に通信コースを始めました。
SFIの次はSAS Gだったのですが、ルンドには通いのコースしかなかったので、マルメに出願。(SFIからGを飛ばして直接SAS 1を始められた友人もいるのですが、先生と相談して決めたそうです。私は通常の順番で。)
この、SFIとSAS1の間のSAS Grundläggande kursの仕組みがなかなかわかりにくい。ルンドは1コースなのに、マルメは何コースにも分かれていて、謎です。後は、SAS Gはコミューンによって違うのでしょうか。SAS 1~3になるともっと内容の基準がしっかりしているようです。
私が始めたのはマルメコミューンが提携していたMiRoiという教育会社のコースでした。が、このコース、私は質を疑いました。
まず、教科書がない!先生が作ったワードファイルをダウンロードして読んでね、というスタイルで、しかも手作り感満載の教材なのです。そして、CDや音源などもありませんでした。そして、無茶振りのような課題(イラストを描いてストーリーをつけなさい、とかプレゼンテーション5分を録音して提出とか)。
これで単位はもらえるかもしれないけど、力にはならないと思ってやめました。Komvuxは、なんだか当たり外れがあると思います。
と、学期の途中でやめてしまうと、すぐには次の通いのコースを始められないKomvux。ちょうどいいコースがないし、できるだけ速く、でも着実に力になるように進めたいという思いがあって有料ですがFolkuniversitetのコースに通いました。
Folkuniversitetはさすが有料だけあって、充実していました。ここでB2とC1レベルのコースをそれぞれ4週間ずつ履修。
これが終わってからはルンドKomvuxのSAS 1のフレックスコースに入れてもらい、夏休み前まではそこで勉強しました。フレックスは週に1回、1時間だけ学校でプレゼンテーションやディスカッションをし、後はネットで課題を提出するという形式なので、学期の途中からでも始められました。
7月に大学のコースに通えることが決まったので、Komvuxは継続せず今のコースを始めました。
antagning.seでBehörighetsgivande kursなどと検索すると、ルンド以外の大学のコースもいくつか出てきました。大学によって、半年で終わるコースや1年のコースなどがあります。課題が多くて大変とは聞きますが、短期集中で勉強したい人にはおすすめです。