広島もみじの冒険日誌 in Sweden


カテゴリ:法律の勉強(ルンド大学)( 31 )



第4セメスター(T4)中間報告

イースター休暇が明け、第4セメスターの後半、租税法が始まりました。毎回恒例の教材写真~!↓
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右上のピンクの本は教科書ではなくて条文集。税法は改正が多いので年に2回も発行されてます。今回の版は私の好きなピンクだから嬉しい~!

右下の本は指定教科書ではないのですが、参考になると先生がお勧めしてたので入手しました。なので、教科書自体は中央から左の4冊です。他の科目に比べ少なめに感じます。

法人税法は、会計の知識もあると役立つそうで、銀行員時代に勉強した財務諸表や、学生オケでやっていた会計の知識が役立ちそうです。

◆T4前半の振り返り◆

T4前半は行政法、地方自治体法、行政手続法、社会福祉法、環境法、移民法を勉強しました。

苦労したのが環境法!私は日本でも文系で、地球科学は好きだったけれどそれ以外の自然・工業用語には疎い上、日本語でも知らないような用語がオンパレードで、理解するのに時間がかかりました。ホイールローダーとか、日本語でも知らないのにスウェーデン語で出てもわかるわけない…。こういう時はグーグル画像検索が役に立ちます。

あとは実生活で未経験なことも想像しなければいけないのが難しかったです。例えば酪農が、糞による土壌汚染をもたらすというのは想像がつきましたが、メタンガスの排出による空気汚染までは思いつかなかった…。理系学部ではないので全部答えなくてもよいのでしょうが、教材を読み進めるときにイメージが中々できないのには苦労しました。

社会福祉法や移民法は、自分も興味がある分野なので面白かったです。

セミナー/グループワーク

今学期のグループは8人。前半にはセミナーが10回あって、グループごとに与えられた課題の発表を全員でする形式。つまり、最大8人のグループメンバーが、10~15分という短い発表時間を使います。

セミナーに1回参加すると1点もらえ、合計8点セミナーでもらえます。これがテストの点に加算されるので、逃したくない8点です。

という訳で、各自8回は発表しないといけないのですが、別にその質が問われることはないので、それぞれの発表へのモチベーションは下がります。私のクラスはほぼ全グループ、発表へのモチベーションは下がっていて、ただ事前に用意した原稿を読むだけ、聞き手のことは考慮していないし、聞いてる人もあんまりちゃんと聞いてない…というセミナーになってしまうことが多々。ある意味、自分が発表するとき緊張しなくて済むからよいですが(^^;)

正直、8人の人に1か月半の間に8回も予定を合わせてプレゼンテーションを用意しろというのは、楽観的すぎなのではと思いました。中々予定が合わない…。

グループメンバーはいい感じです♪学期が進むごとに、学生のお互いに対する尊重度が高くなってきているように感じます。ここまでクリアしてきているという実績で、この人が言っていることは聞くに値する、という前提になっているような。

しかも、初めの頃たくさんいた、「賢そうに聞こえる(、けれどどうでもいい)質問をする人たち」はいなくなりました。プログラムをやめてしまった人、もうそんな質問をしなくなった人両方いますが、クラスメートも大人になってきたのかなと思います。

今回勉強法もいろいろ工夫していますが、それについてはまた後日書きます!
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勉強中の1コマ♪

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by Hiroshima-Momiji | 2016-04-03 05:51 | 法律の勉強(ルンド大学) | Comments(0)


試験と単位換算の結果

1月に受けたT3の社会的側面コースの試験結果が発表されました。
無事合格!

成績は真ん中の良で、合格した人の半数以上と同じ成績でした。得点も大体予想通り!もっと頑張れたかなーという気持ちもありますが、秋学期は燃え尽き気味で疲れ果てていたことを考えると、よくがんばりましたと自分に言いたいです。

ちなみに、優だったのは合格者の2割で、不合格は全体の4分の1。法学部の多くの学生が恐れているのは不合格になることよりも、一番低い成績で合格してしまうこと。というのも、不合格ならば追試で挽回のチャンスがありますが、合格してしまったら成績を上げるためにもう一度受け直しはできないからです。もちろん皆が全科目で成績を重視しているわけではなくて、このテストは受かるだけでいい!と思って受けることもあります。

なぜ成績重視の傾向が強いのか?― おそらく、学部内の交換留学の推薦者選考、希望が多い応用コースの受講者選考では成績が選考基準に使われること、そして就職活動でも成績がある程度選考に影響してくることが背景だと思います。

先学期は色々と改善の余地がある点が見つかったので、今学期は勉強法を見直し、色々工夫していくつもりです!


単位換算について:

私の行っている法律家プログラムは全部で4.5年で、4年目では修士レベルでの自由選択コースの他に、インターンシップや留学など、色々な選択肢があります。その中でも面白いのが、学部が認めた法律以外の科目の勉強をしてもよいということ。卒業単位に換算できるのは1セメスター分だけという限りがあるのですが、過去に取った単位も使えるので私のように以前にも大学で勉強していた人には朗報!

私の早稲田で学部時代に取った単位がどれだけ認められるか確かめるため、単位換算申請をしてみました。卒業はまだまだ先ですが、1セメスター分スキップできるか早く知りたかったので秋に申請しました。

学部が認めた科目リストがあり、社会学・ジェンダー学など、かなり幅広い科目が認められていて、それにぴったりでなくても認めてもらえることもあります。もうダメもとで、こじつけできそうなコースでシラバスが英語だったものは全部申請に出してみました。結果なんと、申請した全コース認められました!

ビジネス、経済、コミュニケーション、科学ジャーナリズム、地球科学、言語学(比較・応用)、そしてなんと西洋文化の歴史まで、認めてもらえました。これでもう1セメスター分以上あるので、算入するならどれにするか選ぶことになります。

これで、希望すれば1セメスタースキップできる!!はっきり分かって、気持ちが少し楽になりました!
しかも、早稲田で取ったいい成績も使えるのでダブルで嬉しい♪

(実際スキップするか応用コースを取るかは、もう少し先に決めます。)


*******

法学部に入り直すのを決めた時は、日本でやってきたことをゼロにして一から勉強し直しているような気持でした。でも、そんなことない、役に立つこともあるんだと後になって色々発見しました。単位だけでなく、銀行で働いていたときの経験も勉強の役に立っています。

実際はゼロになったのでなく、過去の積み重ねの上に、今の勉強をしているとポジティブに捉えられるようになってきた今日この頃。よい変化です。

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by Hiroshima-Momiji | 2016-02-13 03:08 | 法律の勉強(ルンド大学) | Comments(0)


第4セメスター(T4)開始

先週から春学期が始まりました。私にとっては第4セメスター(T4)開始です!

今学期は公法で、国や自治体など公の機関と、私人との関係について勉強します。

前半部分の教科書!↓
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前半の内容は、行政法、地方自治体法、行政手続法、社会福祉法、環境法、移民法。

前半部分の試験が3月下旬にあり、イースター休暇明けてから後半の科目、租税法が始まります。租税法のテスト後、エッセイの課題があります。

クラスメートは、ちょこちょこ新しいメンバーもいますが大部分は始めからの同じメンバー。もちろん辞めてしまった人や休学して別のことをしている人などもいます。新しいメンバーは、休学していて戻ってきた人たちが主のようです(転校生もいるかも?)。

もう出来上がってるクラスにぽんっと自分だけ入って、また1から友達作りを始めるのって大変そうだなと思います…みんな新入生だったらいいんですけどね。私は今のメンバーで心地よいので、少なくとも全てが必修科目の6セメスター目までは、一気に続けたいと思います。


ところで、この1月でスウェーデンに引っ越してきてから3年半が経ちました。

その前の交換留学期間と引っ越し後に色々取ったコースを合わせたらなんと既に合計4年間ほど、ルンド大学で勉強してます。早稲田で勉強したのは、留学の1年を除いて3年。もうルンド大学で勉強した期間の方が長くなったんだと気付いて、びっくりしました。こうやってだんだん年月が経っていくのかな。

でも、今のプログラムはまだ2年半残っていると思うととっても長く感じます…。長いから、休学して気分転換する人たちの気持ち、わかります。でも、私の場合年齢的なこともあるし、休んだらそれだけ卒業が遠のくし、クラスメート変わっちゃうし、1セメスター休んでまたテスト地獄に戻るなんて適応できなさそうだし、デメリットの方が多いような気がします。7セメスター以降は自由選択・応用科目なので、そのタイミングで休学する人も多いみたいです。


今学期は私にとってあまり薄い分野なので少し不安ですが、内容は面白そうです。がんばります!

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by Hiroshima-Momiji | 2016-01-31 02:17 | 法律の勉強(ルンド大学) | Comments(2)


第3セメスター(T3)終了!

冬休み明けの1月15日、秋学期からのコース締めくくりの筆記試験がありました。6時間の筆記試験、これで第3セメスター終了です。

教材は結果が出るまで一応取っておきますが、もう使わなくても済みますように!
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法律家プログラムは全部で9セメスター、そのうち初めの6セメスターが基礎コース期間。これで、基礎コースの半分が終わりました。でも卒業までの道のりはまだまだ長い!

筆記テストについて。

6時間の試験は3回目ですが、相変わらず疲れました。試験時間中、同じ部屋にあるトイレに行く以外はぶっ通しです。飲食物持ち込み可なので、みんなお菓子やらパンやら栄養ドリンクやら持ち込んでいます。今回は教科書・配布資料・自分のノート等、過去問以外はすべて持ち込み可だったので、荷物がものすごい量になってしまいました(上の写真の教材にプラス、3kgの法律集、ノートPC)。

もしも早く終われば退場可ですが、こういう筆記試験は書く量が多いので早く終わることはほとんどありません。たまに退室可の時間になったらすぐ帰る人がいますが、その人たちは問題を見て、より良い点で合格するため次のチャンス(追試)に懸けると判断した人たちで、早く終わったわけではない。)

私もテスト時間いっぱい使いました。全問回答し終え、大体の回答は大丈夫かなと思いますが、それでも後から「ああこれも書くべきだった」とか「ここにメモしてたのにどうして見逃したんだろう」と後悔することが出てきて、本番時の自分バカー!と自己嫌悪に…法学部の学生は成績重視の人が多く、私も影響を受けてしまっています。決して自信を持ってテストに臨んだわけではありませんが、できたはずのことができなかった、というのは悔しいものです。

テストについて振り返っていて、思い出した言葉が。「本番で100%の力を発揮したいならば、練習で120%できるようにすること!」
私の場合、ピアノや吹奏楽の練習のときに言われていました。

これは勉強にも当てはまるわけで、勉強していた内容が全部テスト本番でできなきゃ、と思うのは無謀な話なのです。逆に言うと、必要以上に本番時の自分を責める必要はないということ!これは、もう積み重ねの準備不足の問題であって、本番一発勝負の問題ではないのです。まあ、本当は成績に高望みせず、合格することで満足するようにすれば解決する問題でもあるのですが…

ちなみに、6時間の試験はしばらくなさそうです!(もしかしたら最後だったかも?)次の学期は5時間が2回。

次の学期への教訓として、以下、目標!
  • もっと日常からコツコツ勉強する。教科書は、テスト前に読み込もうと思っても間に合わない!
  • 演習の後に、メモだけでなく、文章で回答を作成する練習をする。ついでにもっと正確にタイピングする練習もする!(テスト時の文章作成の時間短縮のため。試験はPC受験ができます。)
  • 過去問を3巡する!(今回は過去8回分を2巡しました。全部解いたわけではなく、解き方を身に着ける練習です。1巡するよりも手ごたえを感じだので、全部で3回繰り返せばもっといいはず!)

明日、月曜からさっそく次の学期T4が始まります。

今学期は、日々の勉強の終わり時間を決めて、ちゃんとオフの時間がある過ごし方をしたいと思います。

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by Hiroshima-Momiji | 2016-01-18 07:13 | 法律の勉強(ルンド大学) | Comments(2)


第3セメスター2つ目のコース

11月はLundaspexの公演、学生誌への記事の締切、小試験があり怒涛の1ヵ月でした。気が付いたらもう12月!やっと一息つけました。

第3セメスターは第3セメスターは2つのコースに分かれていて、10月後半からは2つ目のコース『民法の社会的側面』(20ETCS単位)を勉強しています。家族法(結婚・離婚・サンボ・子供・遺産相続など)・労働法社会保障法が内容。
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前回のコース『会社法・競争法』は、学生にとっては馴染みのない分野+先生が不評(わかりにくかったり、テスト問題の出し方に癖があったり)だったため、ほとんどの学生が難しいと言っていましたが、今のコースは個人の生活に直接関りがある内容なので好評です。

ちなみに、10月半ばにあった『会社法・競争法』の試験は無事合格していました!

今学期はじめは心身ともに調子がよくなくあまり勉強できなかったので、合格することを最優先目標にしていました。受けた後、自分でどのくらい得点できたか楽天的予測と悲観的予測で計算してみたのですが…実際結果を見てみると4問中1問は悲観的予測よりも低い得点で、ちょっと落胆しました。自分の手ごたえと結果が違うのって、自分の感覚を信じられなくなりそうで怖いです。他はまあまあ予想通りで、今回初めて一番下の成績「可」で合格でした。


現在のコース『民法の社会的側面』は、基礎講座、テーマセミナー、期末試験と大きく3つの部分に分かれています。

基礎講座
10月半ば~11月末までの1ヵ月半は基礎講座期間。約50人ほどの中クラスに分かれ毎日3時間のスケジュールで、
  • はじめの1時間ー授業
  • その後1時間ー5人の小グループで練習問題を解く
  • 最後の1時間ーまた中クラスで集まり、練習問題の報告・議論
という流れでした。

学校での3時間の内容はかなり濃密で、帰った後も次の日の内容予習・練習問題の準備をしないといけません。しかも週5日毎日毎日新しい内容を習うので、目まぐるしく日々が過ぎていきました。(正直息抜きする時間が欲しいと思いました。)

出席は必須ではないので、グループワークは飛ばして講義だけに出ている人もけっこういました。私は基本的にはグループワークに参加するようにしましたが、全く準備できていない日・疲れている日はスキップしました…そういうときは行ってもストレスになるだけなので(^^;)練習問題の内容を当日の始めの時間に授業で習うので、個人的には前日に練習問題を自分で準備するのは非効率的と感じました。もちろん、グループワークで教え合いためになることもあります。

基礎講座期間の最後はDuggaという小試験。これが先週のSpexの最終公演翌日にあった試験です。

試験の前の週あまり勉強できなかったので半分諦め気味で受験しに行きました。忘れ物をした(3kgの法律集を忘れて取りに帰った!)ため開始時間に遅れるというトラブルがあったものの、内容が簡単で意外とうまくいきました。

テーマセミナー期間
そしてDuggaの後の今は、テーマセミナーが3週間に渡ってあります。計3回、グループで発表(プレゼンor模擬裁判形式)をします。昨日1回目の発表でした。1日しか準備する時間がなくどうなることかと思いましたが、グループメンバーに恵まれ(すばらしい協力体制!)無事終わりました。

期末試験
そしてテーマセミナーの後は冬休み!…ですが、1月の半ばに期末試験が待っています。6時間の筆記です。期末試験の出来のみで成績が決まります。休み明けに試験があるのって、休みが休みでなくなるので本当に嫌!でも、今回はクリスマスの1週間は勉強はお休みする予定です。そうでもしないと精神が持ちません!



試験が終わった後は、週末を挟んですぐ次のセメスターが始まります。スウェーデンの大学暦は、夏休みが3か月もあって、秋セメスターが始まると次の夏休みまでぶっ通しで勉強するという感じで、私は好きではありません。夏休みをもう3週間でも短くして、秋セメスターを早く始めれば期末試験も(先生の採点も)クリスマス前に終わって、冬休みがあるのに、と思います。

でもここで嘆いていても仕方がないので、自分でうまく息抜きするようにするしかないですね。再来週にErikとスパホテルに行く予定なので、当面はそれを楽しみにがんばります!

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by Hiroshima-Momiji | 2015-12-04 03:01 | 法律の勉強(ルンド大学) | Comments(0)


学部のキャリアイベント

10月3週目の4日間、法学部学生組合主催のキャリアイベントがありました。

去年はまだ入学したばっかりだったのでノータッチでしたが、今回は興味のあるイベントだけ行ってみることに。

イベントは4日間あり、
1日目:ケーススタディ(企業主催で1日中)
2日目:ゲスト講師の講演
3日目:ディベート
最終日:フェア、(卒業が近い人向けに)面接・履歴書指導
    パーティー

という内容でした。

今回参加したのは講演(2つあったうち1つ)とフェア、パーティーの3つ!

◆講義◆
スウェーデン弁護士会(Advokatsamfundet)の会長がゲストで、弁護士と弁護士会の役割についてでした。

※講義の内容を書く前に少し補足
日本で言う弁護士よりも、スウェーデンの弁護士Advokatは定義が狭く、Advokatになるには①法学部Juristprogram(日本の司法試験合格に相当)を卒業②3年以上の弁護士業務に従事③弁護士試験に合格、という条件を満たす必要があります。Advokatではないけれども法律事務所で弁護士業務をしている人はbiträdande jurist(弁護士補)と呼ばれAdvokatを名乗ることはできませんが、同じように法律業務をすることができます。

印象に残った話は、弁護士の適正として、「居心地の悪さ」に耐えられなければいけない、ということ。

例えば、自分の良心に反するような主張をする依頼人の弁護をしたり、社会的に批判されるような活動をしている依頼人の代理人になったりするとき。弁護士としては依頼人の希望が第一優先なので、それが自分にとって不快に感じられる内容でも、依頼人の最善を考えて行動しなければならない。そのためには、主張をしっかりし疑問を投げかける姿勢が必要で、その時に他の人(例えば裁判官や検事)に悪く思われることもあるかもしれないが、そういった居心地の悪さにも堪えなければいけない、という話でした。

Advokatというタイトルを取るかどうかは別として、弁護士事務所でbiträdande juristになるというのは将来の選択肢に入れています。「居心地の悪さ」や納得できない仕事内容はどの仕事でも多かれ少なかれあるでしょうが、自分の正義感とか公平性を重視するところが果たして弁護士に向いているかは、よく考えないといけないなと改めて思いました。

他に面白かったのは、幅広い経験を積むためには、大きい事務所よりも小さい事務所でキャリアを始める方がよい、という話。

弁護士になる審査段階で、今までの弁護士業務経験の審査もされるのですが、大きい事務所で働いていた人の中にはすごく狭い分野の業務経験しかないという理由で審査に通らなかった人もいるそう。規模が大きくなればなるほど、各人の担当分野は狭く、専門性が高くなるとのこと。キャリアを積んだ後ならそれでもいいのですが、始めはもう少し広い分野の経験をしておいた方がいいとのことです。

これを聞いて、池上彰さんの本に書かれていたことを思い出しました。NHKの新人時代、幅広い経験を積むために大きな局でなく、小さな町の通信部を希望したという話。放送局でも、そして私の出身地、呉の通信部に配属されたというので特に印象に残っています。法律と記者と分野は違っても、小さい規模の職場の方が色々な経験ができるというのは共通点なのかなと思い面白く感じました。


◆フェア◆
法学部の学生向けに企業・団体がブースを設けていて、そこに学生が話を聞きに行きます。

日本の就学フェアのような感じですが、会社案内のセミナーなどはなく個人で話すシステムで、また学生はスーツを着ていく必要はありません。今回は61の企業・団体が参加だったそうです。
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開始前の様子

就職活動はまだ数年先なので、具体的な就職先探しというより、色々な分野の下調べというのを目的に行きました。

あとは、働いている人の雰囲気観察。日本で就職活動をしたときは、かっこいいイメージに憧れて自分に合っているところかよくわからずに行動していたので、働いている人の雰囲気を観察するのも大事だなと感じたのです。バリバリキャリアマン/ウーマンしかいない会社を受けても、そもそも通らないと思うので…笑。そういう会社(特に大手事務所や外資系コンサルなど)は、仕事が忙しくライフワークバランスが取りにくいと聞きます。

法学部生の就職先候補としては他にも保険会社、会計・税務コンサル会社、一般企業、官公庁、地方公共団体など色々あります。こうやってフェアに行くと興味がわきますが、まだ3年も残っているので…まずは勉強を1コースずつ地道に頑張らなければいけません。


◆パーティー◆
フェアに参加していた企業・団体の社会人も参加するパーティーで、ドレスコードがダークスーツのフォーマルなパーティーです。社会人と学生合わせて500人以上参加だったそう。
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私はもう弁護士さん方と席が一緒になり、色々お話できて面白かったです!

席は運営側が指定しますが、事前に希望も出せるので友達同士で座ってる人もいました。でもこんな機会に友達同士で座るなんて勿体ない!私は希望を出していなかったので、周りは社会人がほとんどでした。

スピーチや余興がかなり多くて、もうちょっと話す時間が欲しいなと思いましたが、話し足りないと思うくらいの方が退屈するよりはいいのかな。
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前菜

ちなみに、隣に座っていたマルメの弁護士さんは、お仕事夕方5時か6時頃に終わるそうです。「仕事だけじゃなくて生活していかなくっちゃいけないからね。料理とか洗濯とか…」と言ってました。ちょっと安心しました。
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ふだんは法学部卒業生と会う機会があまりないので、こうやってお仕事をしている人たちと会える機会があって、とても有意義なイベントでした。

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by Hiroshima-Momiji | 2015-11-01 01:10 | 法律の勉強(ルンド大学) | Comments(0)


こんなところで勉強してます。

夏にルンドへ遊びに来たMariちゃんがよい写真を撮ってくれたので、これを機にどんなところで勉強しているのか紹介します。
(1~3枚目がMari氏撮影)

法学部校舎Juridicum前で。8月に撮ったのでこんなに薄着です。
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お城みたいな塔がある建物。1914~15年建築だそう。(中はちゃんとリフォームされていてきれいです。)
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ちなみに法学部は1666年のルンド大学設立当初からあった、歴史のある学部です。
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この建物、元は旧電信公社の建物でした。今でもTelverketの紋章が入り口に残ってます。(↓写真ドアのアーチのがTelverketの紋章。横の柱の上は国家の紋章。) 歴史を感じます。
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Juridicumの中には小講義室、グループワーク室、カフェテリア(小さい)、図書館が入っています。

図書館入り口。
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絶対静粛の自習室。
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この自習室、席数はそんなに多くなく、満席の時間帯も多いです。私はあまり利用してません。静かすぎて緊張するし、雰囲気がピリピリしていて落ち着かないので…他にもグループワークのスペース、PCルーム、本棚と同じ部屋に自習スペースがあります。

私は家で勉強する派なので、学校の自習スペースを利用するのは授業に間があったりで時間をつぶすときくらいです。

Juridicumは古い建物なので、この建物だけでは授業スペースは足りず、道路を挟んで向かいにある建物『(旧)印刷所(Tryckeriet)』も法学部の授業に使われています。壁のテキスタイルが各部屋違って、おしゃれです。椅子の記事は学部のロゴ入り。
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ここにはJuridicumより大きい講義室がありますが、それでも最大140人までしか入れません。
学生数は上のセメスターになるに連れて減っては行くのですが、1セメスター目 (T1)の一番初めは200人、私の行ってる3セメスター目(T3)で150人程なので、法学部には全員収容できる大講義室がなく、大学本部の横にあるPalaestraで大講義があることが多いです。たまに工学部や社会学部の講義であることもあり、ちょっと面倒なときも。今はT4で初めて全員収まっているよう。

模擬裁判室もあります。
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普段は日常の一部となってあまり考えることがありませんが、歴史ある学部で、歴史ある建物で勉強ができるのはとても幸せなことだなと思います。

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by Hiroshima-Momiji | 2015-10-06 23:29 | 法律の勉強(ルンド大学) | Comments(0)


第3セメスターと、法学部生の教科書事情

秋学期が始まって一か月あっという間にすぎてしまいましたが、今学期の内容について。

第3セメスターは二つのコースに分かれていて、始めの1ヵ月半は『会社法・競争法』(10ETCS単位)です。

競争法とは、公正な競争や消費者を害する、違法な市場行動について定めたもので、日本でいうと独占禁止法などがあります。
国や公的機関が何かを購入するときの決まり(Offentlig upphandling)も範囲に含まれます。

このコースは必修のグループワークや提出課題がなく、最後のテストだけで成績と単位が出ます。
グループで問題演習をする時間はありますが、必修ではないので気持ちが楽です。

私の秋学期は8月31日に始まりました。9月前半(講義のみの時期)、色んな疲れがどっと出て体調が思わしくなく…講義は何回か休んでしまったし、教科書も読み終わってないしで遅れを取ってしまいました(@_@)
9月後半からは少し持ち直しましたが、まだ遅れは取り戻せていません。あと2週間でテストなので焦ります。。。
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↑コースの教科書と資料集。
1学期まるまる1つのコースだった第2セメスターに比べると、コースが分かれてる分教科書数は妥当な感じがします。

ショックだったのは、下中央の赤い本、元々中古を買っていたのに新版を買い直す羽目になったことです。

学期が始まる前に中古のを買ったのですが、買う前にネットで確認したときには新版発行の情報はありませんでした。(新版が出るのが決まっているときは、大概何日発行などの情報が載っている。)ところが、8月末になって大学の掲示板に「9月に新版が発行されるのでそちらを買うように」と指示があったのです…。先に買ったのは中古でしたが、それでも250kr(約3500円)払っていたので、残念な出費でした。返品もできないし…。仕方なく新品を420kr(約6千円)更に出して買いました。

この教科書を買うタイミングって難しい。法律はよく改正されるし、新しい判例も出て来るので最新版を買うのが一番良いと言われてます。古い版の教科書を使うときは自分のリスクで、と。(でも全部新品を買うと大変なお値段になってしまいます。)でもいつ次が発行されるのかわからない~!

中古で現在出てる最新版を買うのが一番理想ですが、早い者勝ちなので焦って買うと、今回のような思わぬ失敗になることも…。

次回から最新版の発行が2~3年以上前の本を買う場合は、ギリギリまで待ってみた方が良さそうです。

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by Hiroshima-Momiji | 2015-10-01 23:57 | 法律の勉強(ルンド大学) | Comments(0)


第2セメスタ(T2)ー終了。

久しぶりの更新になってしまいました。

6月上旬に期末試験があり、その後3週間日本に帰省していました。
今回は私だけで帰省したので、ゆっくり友達に会ったり、家に残してあるモノの整理をしたりしました。3年ぶりに東京にも行ってきたし、充実した帰国でした。

帰国している間に期末試験の結果も返ってきて、無事合格していました♪

試験は6時間の筆記で、時間を丸々使ったので終わった後はもうヘトヘトでした。布団に入っても頭の中でずっと答案作成している状態になってしまい、夢にも出てきてよく眠れませんでした。もう6時間試験なんてこりごりー!と思ったけれど、来学期もあるみたいです。しかも、2回…。

今回の試験は、5問ある設問のうち1つを除いて7~8割得点できていました(^_^)1問は意外に低くちょっとがっかり…時間かけて解いたのにな。

ともかく、これで「壁」と呼ばれる第2セメスター、修了しました!成績はまずまずの、(優良可でいう)良。第1セメスターと同じ成績です。

うーん、いつの日か優を取れる日が来るのだろうか…。一応進歩したといえば、第1セメスターはギリギリで良だったのが、今回は良の真ん中あたりの得点だったということかな。第3言語で勉強しているのでハンディがあるのは分かっていますが、それを言い訳にしていてはいけないような気がしてしまい、ついつい上を上を目指してしまいます。本当はいい成績を取ることよりも合格することを第一目標にする方が精神衛生上良いのですが!

今回は試験3週間前から完全テスト勉強モードで、過去問も11回分確認しました。ので、次回これより多くテスト勉強するのはちょっと難しいと思います。でもテスト勉強をする前の日々の勉強は、楽団やSpex諸々で忙しく足りてなかったと感じるので、やっぱりそこからかなあ。

ところで、全部で9セメスター(4年半)あるこの法律家プログラムですが、私は過去の単位で1セメスター分スキップできることが分かりました♪留学中に取っていた科目が一部自由選択科目として換算できるのです!もちろん、単位換算せず新しくコースを取ることもできますが、年齢も年齢だし、おそらく飛ばす(飛び級ならぬ飛びセメスター?)と思います。これで残り3年です!

ともかく、今学期無事合格できたので、これで心置きなく夏休みを楽しめます!!

追記:
何学期目かというのをどう書くか迷います。以前の記事では第○学期と書いていましたが、セメスター制であることを明確にするため今回は第○セメスターという表記にしてみました。日本では「○年生前期、後期」と数えることが多いですが、私の行っているプログラムは半年毎に募集があるため、何年生という概念はあまりなく、何セメスター目を勉強しているか、という数え方をします。(年で数える学部もあります。)
セメスターはスウェーデン語でterminといい、T1, T2, ...と略記するのが一般的です。

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by Hiroshima-Momiji | 2015-07-04 04:48 | 法律の勉強(ルンド大学) | Comments(5)


テストまで2週間

今学期(T2)の期末テストまであと2週間です。大きなテストで範囲も広いので、勉強が間に合うか…焦ります。

なので本当はブログなんて書いてる場合ではないのですが、気分転換ということで(笑)。
今学期の途中経過を。

◆グループワーク

グループワークは5月上旬に模擬裁判・判決文作成があり、無事全て終わりました!

今学期のグループワークは模擬裁判プロジェクト×2回。
1つのプロジェクトの流れはこんな感じ。
  • 訴状又は答弁書の作成
  • 模擬裁判(ロールプレイ)
  • 判決文の作成
  • 判決文の発表

プロジェクト1では他グループより少ない3人でしたが、プロジェクト2では他のグループから一人移動してきて4人になりました。
この移動してきた男子がいい人で、私が何か発言した時に「わかるわかる!僕もそれ思ってたんだよ!」のように肯定的発言をしてくれるのです。残りの二人がよくわかってない顔をしていても、彼が同感しているということは私が変な意見を言っているわけではないというムードになって、意見を言いやすくなりました。

模擬裁判は1時間半くらいだったかな?分担して弁護士役・証言などをしました。自分が当事者役でない他のグループの裁判の判決文をグループて書いて、先生に講評をもらって終わりです。

最終的にはグループもうまくいったし、一発で合格にしてもらえたしよかった!

◆判例セミナー

グループワークの他には、判例セミナーも参加必須です。
17回あるうち12回は出席が必須、そのうち1回以上発表するのが条件。ゲスト講師の来る3回以外は、学生がアクティブに参加する形式です。

セミナーは40人程が1クラスで、それが更に10人程度のグループ(計4つ)に分かれています。
毎回4つの判例が課題になっていて、「グループ1は判例1」のように、それぞれ担当が決まってます。(担当は決まっているけど本当は全部読んでおいた方がいい。)
3時間のセミナーのうち、始めの約1時間はグループごとに担当の1つの判例について議論。当日質問文を先生からもらうので、その答えを話し合います。

グループ議論の後また教室にクラス全員集まり、各グループから2人が担当の判例について発表、2時間で4つの判例を分析する、という流れです。

発表は1回すれば条件は満たすのですが、私のグループは全部で8人しかいなかったのでどうしても一人2回以上やらないと回らなく、私も既に2回発表しました。明日最後のセミナーがあって、この感じだと3回目もしなきゃいけなさそうです…。

プレゼンと違って事前に準備ができないのが難点ですが、この日は発表するぞ!と心に決めて判例を読み込んで行ったらなんとかなりました。1回目は緊張して、少し話した後、一緒に発表した子にバトンタッチ…を繰り返し、頼りすぎて申し訳ないなと思いましたが、2回目は少し慣れて、お互い助け合いながら発表ができました。発表をするのは面倒だし億劫だけど、貴重な練習の機会だと思わないといけないんだろうなと思います。場数を踏めば段々慣れてきて、大勢の前での発表が平気になるのではないかと願っています。

セミナーで勉強する判例はテストでも必要になってくるので(法則や議論の裏付けなどに使える)、発表しないときでもあまり気を抜きすぎてはもったいない。今はテストに向けて、判例の復習もしています。

◆テスト
あと2週間後に迫っているテストは6時間(>_<)の筆記試験です。
何を勉強するかのプランはあるのですが、やろうと思っていることを試験前までに全てできるかは疑問…。
心配ですが、がんばります!

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by Hiroshima-Momiji | 2015-05-21 06:08 | 法律の勉強(ルンド大学) | Comments(2)

    

留学時代に知り合った彼と国際結婚し、2012年夏からスウェーデンに住んでいます。現在、ルンド大学で法律勉強中!スウェーデンでの生活、大学のこと、日常生活、猫、オケでの活動、旅行などについて気ままに綴ります。
by Hiroshima-Momiji
◆About me◆
広島県出身。スウェーデン南部のルンド在住。現在2回目の大学生。

《経歴》
2014秋- ルンド大学法学部 (Juristprogram)へ進学、在学中
2012.7 スウェーデンへ移住
2010-2012.6 銀行勤務
2010 早稲大学国際教養学部卒
2007-2008 ルンド大学(交換留学)

《家族》
夫Erikと猫のルドルフ

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