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広島もみじの冒険日誌 in Sweden

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Swenglish

英語は一般的に流暢なスウェーデン人ですが、人によってはスウェーデン語訛りが強かったり、スウェーデン語の語彙・文法がごっちゃになったり、やはりスウェーデン人特有のクセというものがあります(Swenglish)。
慣れればどうってことないのですが、一番初めはよく戸惑いました。ここでいくつかよくある例をご紹介します。

スウェーデン人によくある英語のクセ

◆スウェーデン語のリズム:スウェーデン語にはメロディーのような抑揚があるのですが、それが英語でも強い人もいます。これは、慣れるしかない。

◆"ch"の発音:スウェーデン語には「チ」の発音はなくて、chは「シ」のような発音になります。例えば、It's very cheap! が It's very sheep! になるなど。初めは「え、羊??」と戸惑いました。

◆"j"の発音:"j"は英語で言う"y"の発音に近いです。ドイツ語のような感じ。なので、judo(柔道)のことを「ユードー」という人は多いです。一番難しかったのは友達に「『ヨインボ』って日本の映画を見たことがあるよ!」と言われたとき。Yoinbo...Yoyinbo...Yojinbo(用心棒)か!とちょっと時間がかかりました。他にはjoke(ジョーク)が「ヨーク」になったりとか

◆"y"の発音:上記の「jはyじゃなくてjって発音しなきゃ」と意識するあまり、本来yで始まる単語を逆にjの発音にしてしまうことも。一番多いのはyoungをjoung(ジャング)のように発音すること。

◆何を勉強しているか聞くとき:スウェーデン語には、studyにあたるstuderaという単語もあるのですが、何を勉強しているか聞くときよく使われるのはläsaという単語で、これはread, study両方の意味を持った単語です。なので英語でも、What do you study? の代わりにWhat do you read?と聞かれることがあります。このときは何を読んでるかでなく、何を勉強してるのか聞かれていると解釈します。


これとは逆に、最近は英語の影響を受けた間違ったスウェーデン語を使う若者が増えてきた、とスウェーデン語の先生が話していました。若いときから英語に触れる機会が多いから、英語とスウェーデン語の文法がごっちゃになってるのよー、とのことです。

最近はスウェーデン人とはスウェーデン語で話すことの方が多くなってきましたが、英語を話すとき、その単語がスウェーデン語だったか英語だったか時々迷ったり、スウェーデン語の単語を混ぜちゃったりしてしまいます…似てる単語が多いので、単語自体はあってても発音(アクセントの位置とか)がスウェーデン式になってるかも?2つの違う言語があるって分かって勉強してもこうなので、バイリンガル環境で育つ子供はどうやって二つの違う言語を認識しているのか、気になるところです。
by Hiroshima-Momiji | 2013-04-20 05:50 | スウェーデン語 | Comments(0)

留学時代に知り合った彼と国際結婚し、2012年夏からスウェーデンに住んでいます。スウェーデンでの生活、仕事のこと、日常生活、旅行などについて気ままに綴ります。


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