高校の成績、メリットポイントについて
大学入試選考時の成績の換算について。
まず、高校の成績査定の結果からは、自分の成績が20点満点中何点かということが分かります。
ここに、「メリットポイント」というポイントが加わります。
スウェーデンの高校で勉強した学生は、余分に履修した数学と外国語によって最大2.5点のメリットポイントが付きます。
外国の高校で勉強した学生は、同じ計算方法ではなく、上記の20点満点中何点だったかによってメリット補填ポイントが決まるそうです。例えば、19点以上の人は最高の2.5点のメリットポイントが加算、18点以上19点未満には2.25点加算、というように計算されます。
私は幸い2.5点加算だったので、これで計算すると合計21.97点となり、かなり選択肢が広がることが分かりました。
詳しくはこちら参照→Så här räknas betygen omの見出し 3. Extra poäng = meritpoängskompensation
以前は外国高校出身者にはメリットポイントを加算せず、外国人枠グループで選考が行われていたそうですが、それだと外国人枠の競争がかなり激しく不公平だったため、改正されてこのようなシステムになったそう。教育制度も変更が多く、把握するのに一苦労です。
高校の成績が希望学部に達しないときは、Högskoleprovという試験を受けて、その成績で勝負することもできます。この内容も、親戚から聞いた限りですが思考能力を測るもので、センター試験のように沢山暗記しないといけない、という類のものではないそうです。さすがスウェーデン、教育への道は開けています。
ちなみに、ルンド大学の入試のデータをざっと見たところ、難関学部はエンジニア(工業経済専修)、心理臨床師コース、医学のようです(特に後者2つは超難関!)。このような人気学部は応募する人の成績が皆良く、高校の成績だけでは差がつかないのでHögskoleprovなどの別の要素も関わってくるそうです。文系では法学部・経済学部が合格最低点が高いです。
前回GPAを目安にとお答えしたことからご察しがつくと思うのですが…成績は5段階でほぼオール5でした。今回はお答えしましたが、ブログの公開コメントでこのような個人的な質問は本来ふさわしくないと思いますので、今後はご容赦いただければ幸いです。勉強がんばってください。