修士課程へ進学!
ブログできちんと報告していなかったのですが、実はこの秋、ルンド大学の修士課程に進学しました!
専攻はPublic Health(=公衆衛生学)で、医学部に属しているコースです。
(正式名はMaster's Programme in Public Health, 略してMPHです)
結婚してスウェーデンに引っ越すことを考えたとき、同時に将来の仕事のことも色々考えました。日本での2年間の銀行勤務はとても有意義でしたが、スウェーデン語が話せないというデメリットを打ち消すほど、十分な知識・経験とはとてもいえません。そもそも日本での銀行知識が海外にどのくらい応用できるのか・・・法人融資の知識は役立ちそうですが、私が担当したのは個人ローンと資産運用相談窓口なので、どうかしら。
それに、移住してすぐに仕事を探すのはあまり現実的じゃないなと思いました。
そうすると、大学院に行って専門知識を身に着けるか、スウェーデン語の習得に専念するか、という選択肢が見えてきました。
語学もいいけれど、大学院に挑戦するのはこれが最後のチャンスのような気がして出願を決意!
困ったのはコース選びです。修士課程はほとんどのコースで大学の学位or特定科目の取得単位数が条件に挙げられていましたが、私の学士号は「国際教養学」で、ゼミで専攻したのはコミュニケーション・言語学です。勤務経験から考えると経済・ビジネスのコースが妥当に思えますが、大学での単位が足りず、対象外。。(応募できるコースもあったのですが、1つはキャンセルに、1つは「起業」のコースなのでちょっと違うかな。)
色々調べて考えた結果、思い切って方向性をガラッと変えてみることにしました!
Public Healthは、人々の健康がテーマなのですが、医者のように個人単位ではなく、社会のシステム・組織単位での疫病予防・健康維持を目指す学問です。研究する際は医学知識などももちろん必要になってきますが、健康政策や経済・健康促進PRなども研究分野に入っているので、ルンド大のMPHコースでは学士での専門分野に関わらず募集していました。これならば今までの経験も生かせそうだし、面白そう!(Erikが医学部なので、興味があったというのもありますが。。。笑)
出願→合格までのプロセスは、なかなか大変でした。というのも、卒業大学の成績証明書の書式が分かりにくく、始めスウェーデンの機関に「学士号が基準に満たないので対象外」と撥ねられてしまったからです。電話をして、いろいろたらい回しにされ、大学の事務所にもメールを送ってもらったりした結果、なんとか無事合格しました。出願の締切が1月、合否発表は3月半ばでした。
授業が始まって3週間。学生をするのが2年半ぶりなので、勉強のペースを取り戻すのは中々大変です。
ときどき、働く方がいいなと思うことも……(Erikのお母さんの「勉強が面白くなかったら、いつでも進路を変えて働いてもいいんだし、気を楽にね」という言葉を思い出したり。)
でも、せっかく獲得した機会。 無駄にしないように、精一杯取り組んでみようと思います。
コメントありがとうございます!私で良ければぜひ(*^ ^*)非公開コメントで連絡先書いていただければ連絡差し上げます。
最近更新できていなくて、コメントに気付くのが遅くなってしまいました。
私はMPHは1セメスターしか行っていないので、あまりお伝えできることがないかと思います。よい進学先が見つかりますように!